含水率
カラコンをチェックしていると含水率(がんすいりつ)という単語が出てきますよね。
これは読んで字のごとく、レンズに含まれている水分を表しているのですが、これによって何が変わるのでしょうか。
使い心地にも大きな影響を与える含水率についてご紹介します。
カラコンの含水率とは何?
「含水率58%」というように表現されています。
では、含水率が変わるとどのような違いがあるのでしょうか。
これは、高含水率の方が良い、低含水率は悪いということはできません。
それぞれ、メリットとデメリットがあるので、特徴を比較し、自分にはどういったものがあっているのか考えてみてくださいね。
まず、高含水率のカラコンについてですが、こちらは酸素透過率が高いという特徴を持っています。
つまり、目が呼吸しやすいため角膜に与える負担が小さくて済むわけです。
また、水分がたくさん含まれているわけなので馴染みやすいというのも魅力ですね。
水分量が多いのであればそれだけ潤うと思われがちではありますが、必ずしもそうとは言えません。
涙を吸収しやすいレンズでもあるため、長時間つけるほど乾燥を感じてしまいます。
低含水率のカラコンとは?
こちらは高含水率のカラコンの逆で含水率が低いもののことをいいます。
一般的なカラコンは低含水となっており、だいたい38%前後です。
低含水率の方が目の乾燥を防ぐことができます。
これは、レンズが薄く作られているためであり、ドライアイの方などは低含水率のカラコンのほうが向いているでしょう。
しかし、高含水率のカラコンに比べると酸素透過率が低いというのも特徴です。
瞳へのなじみが悪く、角膜が酸素不足になりやすいことから瞳に与える負担も大きいというデメリットがあります。
瞳への負担をできるだけ和らげたいと感じているのであれば高含水率、ドライアイに悩んでいて目の乾燥を何とかしたいというのであれば低含水率のカラコンを選択するのがおすすめです。